迷探偵鳴海の華麗なる事件簿
現場:鳴海探偵事務所
被害者:鳴海さん(俺)
犯行推定時刻:起きてすぐ
証拠品:俺の記憶
「みんなに今日集まってもらったのは他でもない」
ぐるりと人々の顔を見渡し、厳かに鳴海は続けた。
「この難事件を俺たちの手で解き明かしたいからなんだ」
芝居がかった仕草に、ライドウ・ゴウト・ケルベロス・タヱは顔を見合わした。
「事件?」
「何かあったか?」
「さまなー 昼寝シテイイカ?」
「わたしの情報網にもないんだけど」
ざわめくギャラリーに、鳴海が手を挙げる。
「ふっふっふっ。事件のことはおいおい語るよ。でもねぇ、俺もう犯人がわかっちゃってるんだ」
「えぇ!?」
「俺たちを呼んだ意味がないだろ!」
「オレサマ ナルミ マルカジリ?」
「後でね」
各々の反応にニヤリと笑い、鳴海は腕を広げた。
「甘いねぇ、諸君。犯人に輪っぱかけるのは警察の仕事。事件をみんなの前で華麗に解き明かすのが探偵のお仕事! 真相究明の前に当事者の拒否権なし!」
「もの凄く間違ってるわね」
鳴海以外の全員が頷く。
それを知ってか、無視してか、迷探偵は高らかに宣言した。
「犯人は・・・・・・この中にいる!!!」
ゲーム中、クリアしたら絶対あると信じて叶わなかった私的外伝、見切り発車でございます。
白状します(おまえがか!)すみません。事件について何も考えていません(オイ!)
予定としては、短編形式でいろんな事件(?)に鳴海さんが遭遇しつつ、夕日に向かって走り終わる話だと思います。冗談です。見捨てないでください(弱!)
この続きがいつになるかわかりませんが、いやあのお遊び企画ってことで、勘弁して下さい。むしろネタぷりーず!
2006.5.21
|